三条市

 三条市は「金物のまち」として知られ,はさみ,ほうちょう,作業工具( さ ぎょうこう ぐ )などを生産(せいさん)しています。

伝統的工芸品(でんとうてきこうげいひん)  越後(えち ご )三条(さんじょう)打刃物(うち は もの)

「わたしたちの新潟県」28,29,38ページ

江戸(えど)時代のはじめころの検地帳(けん ち ちょう)に「鍛冶(かじ)(まち)」の名が見られ,そのころから鍛冶職人(しょくにん)(あつ)まって,刃物( は もの)製造(せいぞう)がさかんだったことが分かります。

農作業(のうさぎょう)必要(ひつよう)(かま)(くわ)を中心とした刃物製造から,しだいに(のみ)(かんな)などの大工道具(だい く どう ぐ )や,包丁(ほうちょう)切出(きりだし)小刀( こ がたな)など多様な製品(せいひん)製造(せいぞう)するようになってきました。

そうした造形技術(ぞうけい ぎ じゅつ)が生み出す多様な製品(ぐん)が、平成21年(2009年)に伝統的工芸品の指定を()けました。

では,その製品(せいひん)を見てみましょう。

長い歴史(れき し )をかんじさせる美しさですね。