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 三条市は「金物のまち」として知られ,はさみ,ほうちょう,作業工具(さぎょうこうぐ)などを生産(せいさん)しています。

 

6-3 伝統的工芸品(でんとうてきこうげいひん)
       越後三条打刃物(えちごさんじょううちはもの)

「わたしたちの新潟県」27,29,37ページ

 
 江戸(えど)時代のはじめころの検地帳(けんちちょう)に「鍛冶町(かじまち)」の名が見られ,そのころから鍛冶職人(しょくにん)が集(あつ)まって,刃物製造(はものせいぞう)がさかんだったことが分かります。

農作業(のうさぎょう)に必要(ひつよう)な鎌(かま)や鍬(くわ)を中心とした刃物製造から,しだいに鑿(のみ)や鉋(かんな)などの大工道具(だいくどうぐ)や,包丁(ほうちょう),切出小刀(きりだしこがたな)など多様(たよう)な製品(せいひん)を製造(せいぞう)するようになってきました。

そうした造形技術(ぞうけいぎじゅつ)が生み出す多様な製品群(ぐん)が,平成21年(2009年)に伝統的工芸品の指定を受(う)けました。

では,その製品を見てみましょう。

長い歴史(れきし)をかんじさせる美しさですね。