鈴木牧之の生涯
磯部定治 著
A5判・170頁・上製・カバー付
定価2,640円(本体2,400円+税10%)・送料310円
ISBN4-8221-0160-6
1997年12月発行
雪国越後の生活を描き、読み継がれている『北越雪譜」。しかし、この名著は出版に至るまでに多くの挫折があり、四十年の歳月を必要とした。さらに、生涯に娶った6人の妻との葛藤、長男の夭折など、数奇な運命のもとに生きた鈴木牧之の生涯をとらえた本書は、多くの人々に感動を与えるであろう。
また、 『北越雪譜』以外の『秋山記行』などの著作に触れ、牧之が生涯親しんだ俳階については、一章をあてて解説してある。
【主要日次】
第一章 鈴木牧之の生い立ち
第二章 出版に向けて
第三章 『秋山記行』
第四章 『北越雪譜』刊行
第五章 俳句に見る牧之の心
終 章 牧之の仕事とその意義
鈴木牧之年譜
【著者略歴】
昭和6年、新潟県北魚沼郡小出町に生まれる。昭和27年、越南タイムス社に入社、記者として活躍。『魚野川物語』『越後・魚沼人の暮らしと足跡』など、著書多数。