新潟県の百年と民衆

本間恂一 溝口敏麿
A5版/並製/カバー付美装/240頁/定価3,080‬円(本体2,800円+税10%)
送料210円/ISBN4-8221-0172-X 0021
1999年7月発行


近現代の歩みの中で、
新潟県の民衆はどのように生きてきたか

幕末の統治した封建政治の時代から、内戦を経て、歪みを生じながらも近代に生まれ変わった日本。以来百余年におよぶ近現代史から、庶民と戦争の関わり、農民の生活、新思想の台頭、女性史からの観点など、近代化で生じる軋轢を受けながらも、時には翻弄され、時にはたくましく生きてきた民衆の姿を生き生きと描いた。『新潟県史』以後の成果を結集した、新たな民衆史の登場である。

【主要目次】
第1編 越佐
第1章 戊辰戦争と民衆(溝口敏麿)
第2章 文明開化と民衆世界(溝口敏麿)
第3章 自由民権運動と新潟の青年(横山真一)
第2編 近代化の明暗
第1章 地主王国(石瀬佳弘)
第2章 悲願の大河津分水(五百川清)
第3章 産業組合運動と産業組合青年連盟(本間恂一)
第4章 新時代の到来(斉藤昭)
第3編 恐怖と戦争のもとで
第1章 移民と出稼ぎ(平賀明彦)
第2章 小作農の叫び(丹呉善衛)
第3章 十五年戦争と県民(川上達也)
第4編 平和憲法下の五十年
第1章 揺れる農政と農民(伊藤忠雄)
第2章 高度成長の陰に(前田穣)
第3章 女性の社会参加・参画の系譜(倉元正子)


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