山口賢俊著作集3 新潟県の民具
櫻井徳太郎・木下忠 監修 /新潟県民俗学会 編集
【限定500部】
A5版/540頁/上製箱入クロス装/定価14,850円(本体13,500円+税10%)
送料無料/ ISBN4-8221-0169-X C3339
1999年2月発行
全三巻完結!
文部省科学研究補助金による出版
「私の接した山口賢俊氏は、不言実行を地にゆく民俗学・民具学の大先輩であられたと思う。大学の研究室にとじこもることなく、庶民に接し続けたのである。日本海側の一地方新潟県に関わる調査研究に徹した分、正当に評価されなかったのではなかろうか。しかし、全三巻に及ぶ著作集を手にするとき、改めて研究者としての偉大さを知るのである。この遺産を継承し、それを発展させることが、後進に与えられた課題であろう。
この著作集が民具学・民俗学研究者、地方史研究者、歴史博物館・歴史民俗資料館関係者並びに新潟県に関心を寄せる人々、身辺の事物に興味を抱く方々の一人でも多くに熟読されるとともに、こころの糧として活用されることを念じ、つたない一文を草して序文とする。」(帝京大学教授天野武氏の序文より)。
【主要目次】
第1部 民具の見方
第1章 地方史と日本技術史の関連
第2章 わが国の民具の技術的研究
第3章 民具の収集と活用の在り方
第4章 民具、その名と形
第5章 ゲンゲンタロウ
第6章 民具をみる「第三の目」
第7章 民具の定義などについて
第8章 一生人形と遊んだおばあさま
第2部 鍛冶考
第1章 鍛冶考
第2章 続鍛冶考
第3部 風土と民具
第1章 ワラの文化
第2章 はきもの
第4部 地域の民具とその周辺
第1章 福島潟の民具
第2章 角田浜の漁具
第3章 三条市の暮らしと民具(衣と食)
第4章 赤塚の民具
山口賢俊略年譜