佐渡方言の研究


渡辺富美雄
【限定500部】
A5版/284頁/上製箱入クロス装/定価 本体6,300円+税
ISBN4-8221-0168-1 C3081


佐渡方言研究の決定版!
文部省科学研究費補助金による出版


「佐渡方言の研究」は著者の30年来の研究成果である。著者は先に弊社から「新潟県方言辞典」上越編(昭和48年)、佐渡編(昭和49年)などを出版されているが、都会化の波で失われつつある佐渡の言語の全貌が、ようやくここにまとめられた。佐渡だけでなく、新潟県の言語研究としても貴重なデータを提供している。本書の刊行にあたって平成10年度文部省科学研究費補助金「研究成果公開促進費」を受けた。


 「佐渡の方言研究は、昭和43年新潟大学に赴任して以来の継続研究である。(中略)佐渡の1市9町村の各集落約90地点を選び、100余名に及ぶ方々のご協力をいただいて、今なお生きて働いている言葉のありのままの形で採集することに努めた。その言葉の一つひとつには、それぞれの地域社会の人々や文化とのかかわりがあって、各地域の特色を温存している。(中略)これらの調査とともに、佐渡全域にわたって、音声・音韻、語彙、語法など調査してきたのであるが、ようやく整理する運びとなった。(後略)」(まえがきより)


【主要目次】

第1章 佐渡方言の概観
第2章 音声・音韻から見た佐渡方言
第3章 アクセントから見た佐渡方言
第4章 語法から見た佐渡方言
第5章 語彙から見た佐渡方言
第6章 言語地理学から見た佐渡方言
第7章 言語地理学から見た鳥追い歌
第8章 言語地理学から見た子守歌
佐渡方言研究年表


 【著者略歴】

  渡辺富美雄

昭和3年(1928)、山梨県富士吉田市に生まれる。昭和31年、東京都立大学大学院人文科学部研究科終了。新潟大学教授、文部省初等中等教育局小学校教育課教科調査官および同教育局主任視学官、東京家政学院大学教授、同大学院研究科長を歴任。


主な著書に『新潟県方言辞典』佐渡編、上越編、下越編、『新潟県における鳥追い歌の言語地理学』『新潟県方言訪問記』(以上野島出版)、『子守歌の基礎的研究』(明治書院)、『日本語話題辞典』(ぎょうせい)などがある。