8-9 五泉市 シルク織物(おりもの)
五泉市(ごせんし)でシルク織物(おりもの)を生産(せいさん)している会社で、シルク織物の歴史(れきし)や現状(げんじょう)・新たな取り組みなどについてお話を聞きました。
① 作業工程(さぎょうこうてい)1・2
1.ボビンに糸を巻き付ける作業。
2.実際(じっさい)にシルク織物(絹織物)を織る作業。

② シルク織物(絹織物)とは?
原料(げんりょう)は蚕(かいこ)の糸。
使われているもの…例えば、和服・男用の紋付き・お坊さんの法衣・最近はマスクにも使われている。

③ シルク織物の歴史
五泉の絹織物は、約(やく)250年前(江戸(えど)時代の中期~後期)から始まった。
かつては五泉平(ごせんひら)という袴地(はかまじ)をつくっていた。

④シルク織物がさかんになった理由
水資源(しげん)が豊富(ほうふ)(五泉=五つの泉の名前の通り)、鉄分のない糸によい水。湿気も糸によい気候(きこう)。

⑤シルク織物(絹織物)の現状(げんじょう)
現在(げんざい)は下降線(かこうせん)をたどっている(昭和40年代半ばがピーク)
会社も40社から3社にへった)。生産高(せいさんだか)もさかんなときの2%にへってしまった。

⑥シルク織物(絹織物)衰退(すいたい)の理由(りゆう)
絹織物をつくっている会社は→3社にへった。
なぜか→
「きもの」ばなれが起こった(和装から洋装)。
高価な絹から、綿・麻・ウール・化学繊維へ。
絹は高価で、手入れがむずかしい。などが考えられる。

⑦衰退してもがんばっている理由
必要としてくださっているお客さんのため。
地場産業として250年前から続いている伝統産業を守るためがんばっている。
現状は先細りになっている。形を変えて知っていただく取り組みを始めている。

⑧新たな提案(ていあん)
シルクの美しさ、肌触りの良さを生かして 横正さんではストールの制作を始めた。
