秋山郷の地学案内


島津光夫・関沢清勝
A5判/148ページ/並製/美麗カバー付
定価 本体1,724円+税/送料180円
ISBN4-8221-0196-7
2003年8月発行


中魚沼郡津南町と長野県下水内郡栄村にまたがる秘境秋山郷。そこに残された豊かな自然、山と峡谷・温泉・湿原などを地質学者の目と、地元の住民の目で捉えた。また、『北越雪譜』『秋山記行』など、鈴木牧之の著作の中の地学的記述を紹介し、民俗学者小林存の記録『秋山部落の探検』の内容も検証した。

【目 次】


1 鈴木牧之の著作に出てくる地学の話

牧之が本を書いた時代/『北越雪譜』から/『苗場山記行』

2 秋山郷の地質

秋山郷の地形と地質/日本の地質から見た秋山郷/鳥甲火山の生い立ち/苗場火山の生い立ち

3 秋山郷の地学案内

四つの滝/中津川の峡谷/魚野川・雑魚川の峡谷/鳥甲火山の溶岩/苗場火山の溶岩/名水滝ケ窪/秋山郷の温泉/高層湿原/草津街道/魚野川流域と原生林/秋山郷の動植物

4 秋山郷のうつりかわり

飢饉に見舞われた秋山郷/鈴木牧之の『秋山記行』/牧之と歩く秋山郷/牧之は秋山郷で何を感じたか/秋山郷に残る古い民俗/明治三十八年ころの秋山郷/小林存の『秋山部落の探検』の実地検証/秋山郷の開発

参考文献・引用文献・索引


著者紹介

島津光夫 1926年、岩手県一関市で生まれる。1951年、東北大学理学部岩石鉱物鉱床学科を卒業。現在、新潟大学名誉教授、県立新潟女子短期大学名誉教授。主な著書『離島 佐渡』『新潟の石油・天然ガス』『新潟温泉風土記』『岩手の温泉を探る』

関沢清勝 1924年、中魚沼郡津南町大割野で生まれる。津南町赤沢で鉄工所自営のかたわら地学に興味を持ち、秋山郷を歩く。