コルチェスター日記 イギリスの人、くらし、福祉

姉歯暁
A5版/並製/カバー付/196頁/定価 本体2,667円+税
ISBN4-8221-0178-9 C0057


県立女子短大の講師が見た
イギリス人の暮らしと考え方

1997年、著者は文部省の在学研究員として1年間のイギリスのエセックス大学に留学した。その大学のある小さな町コルチェスター市、そして大学、そこで見聞したことを女性の感性でとらえた。

たとえば福祉。コルチェスター市では、高齢者や障害者のための24時間ヘルプサービスを行っている。その運用は?。

たとえばダイアナ事故死。人々の見方は、奔放な恋に生きる女から、恵まれない人にやさしい最高のプリンセスに一変した。イギリス人の心情は?。

その他、学生生活、高齢者たちの集まり、食事のことなど、そこに生きる人々の生き生きとした姿を語り、ひるがえって日本人のあり方を考える。

「この本のなかで取り上げた事柄はイギリス社会のほんの断片に過ぎないが、外から来て滞在したからこそ持つ疑問に感じる事柄がある。ひとさまの国に来れば、当然自分の母国との比較などもしてしまう。

 書いてみて思い返せば、他の国を見るということは、結局、自分の国を検証する、あるいは自分をふりかえるということでもあった。」(「おわりに」より)


【著者略歴】

1960年東京都世田谷区に生まれ、文部省学術研究員、駒沢大学非常勤講師、長野大学非常勤講師を務め、94年に県立新潟女子短期大学に赴任、助教授。97年に文部省在外研究員としてイギリス、エセックス大学に留学。イギリスの社会政策を研究した。専門は経済理論、生活経済学、福祉政策。著書は「消費生活経済学」「婦人白書」「住宅白書」「経済辞典」「現代の労働と生活と統計」ほか。