ふるさとの伝説と奇談 上巻


磯部定治
A5版/180頁/カバー付き美装/定価 本体2,400円+税/送料300円
ISBN4-8221-0167-3 C0095


 雪深い魚沼の里に語り継がれてきた、言い伝えとふしぎな話を集めた一冊目。全二冊のうち、<上>には「山里の伝説と奇談」を収録した。越後一宮の弥彦の伝説として名高い弥三郎婆が魚沼に出没した伝説をはじめ、越後の雪と関わりの深い雪女や雪女郎、鏡ケ池の哀話、猿にさらわれた人妻の話、熊におそわれた話など70話余りを収録した。
『伝説や奇談は非科学的なことがらがほとんどで、不合理不自然なことも出てくる。それらを科学的に説明したり証明したりしなければ気のすまない人は、伝説等を語りその情緒にひたることはむずかしかろう。
 何かのきっかけがその元をなし、数十年あるいは数百年かかって曲折を経ながらひとつの話として形成され、語り継がれてきたこれららの物語が、世の中の移り変わるにつれて次第に忘れられ、失われつつある。いま記録しておかなければ、遠からず消滅してしまう話ばかりである。これらが失われるのが惜しまれて、今のうちにまとめておこうと思い立った。伝説の世界をお楽しみいただければ幸いである。』(著者まえがきより)


【主な内容】

■川べりの伝説と奇談〔藤権現物語、謝った羽根川の河童、浄源塚の一本杉など、魚野川、羽根川、破間川に伝わる話30数話)

■お化けばなし(風呂に誘う川べりの女、蛇に言い寄られた娘、踊りにきた猫又、恩を返した狐など、動物や化け物の話30数話)


【著者略歴】

昭和6年、新潟県北魚沼郡小出町に生まれる。昭和27年、越南タイムス社に入社、記者として活躍。『魚野川物語』『越後魚沼人の暮らしと足跡』『鈴木牧之の生涯』など、著書多数。小出町在住。