⑧だんご屋跡

主人の名は利右衛門、その妻は、よく立ち寄った良寛の衣を洗ったり、世話をしてよく面倒をみた逸話がある。

交通

JR燕三条駅より4.0km 
JR東三条駅より1.2km 
JR北三条駅ょり1.0km 
越後交通・新潟交通バス神明町下車10m 
高速道路三条燕インターょり3.6km JR燕三条駅ょり3.1km

解説

 良寛さまが托鉢に行脚されると、三条には親しい人がたくさんいました。神明町前のだんご屋、利石衛門(りうえもん)もその一人で、良寛さまをこころから崇敬していました。良寛さまがだんご茶屋の店頭に見えると、利石衛門の妻が出て、「良寛さま、衣(ころも)がよごれていますいの、洗いましょうかいの」と親切にお世話したという逸話が伝えられています。お宮の縁側でも、軒下でも、眠くなればお構いなしにゴロリと横になるといった、ただ思うままに天地と自由に遊ぶことの好きな良寛さまの着物は、いつも汚れていたからです。このだんご茶屋でお茶やだんごをごちそうになり、洗濯や繕いものをしてもらったと伝えられています。

 当時、利右衛門の家は、神明社の鳥居の北側にありましたが、その跡は神明社の社務所となり、さらに太平洋戦争末期に、神明町から上町(本町1)にかけて直線道路とするため、強制疎開で家屋が取り壊わしとなり、付近の様子が一変してしまいました。旧幕のむかしには神明社前の旧道が高崎藩と村上藩の境界ちかく、百m足らずのところを直角に四回の曲折があり、交通の難渋地滞でもあったからです。